『そういう日』記 - すーぎののリフィル

昨日、というのは例によって木曜日ですが、私はお散歩に出かけることにしました。

ここ数週間気分が全然上がらなくて、病むというよりざわつくという感じ、ざわつくというよりヘラってる感じでどうにもうだうだしていたので日の光を浴びようかと思っていたところにちょうどよく午前中にふと目が覚めたので、ご飯を食べつつ近所の公園にでも行こうかと思い立ったというわけです。

そんなわけで突如気分を上げるフェーズに入った私はその上がり始めた排圧を有効に使うべく、散歩のついでに行き道にある床屋さんに寄ります。

「こんにちはー。今日この後あいてる時間ありますか」
「今あいてますよ」

「あ、じゃあお願いします！」

こんな流れで当日に行って髪切ってもらう人がフォロワーに何人いるのか、この店のお客さんに何人いるのかはわかりませんが私は結構やります。歩いて10分もしないお店だからできることです。ありがたい。（あと電話が苦手です）

床屋さんて、なんであんなにシャンプーがうまいんでしょうね。自分でやっても絶対あんなに気持ちよく感じないですよ。おんなじくらいの力でやってみてもただガシガシやってるだけに思えてしまって逆に頭皮に悪く感じる。

美容室の前髪カット500円みたいなノリでシャンプーだけしてもらうコースがほしいと思うくらいです。

もし言ったらやってくれるんですかね、シャンプーのみ。いくらになるんだろう。全く見当がつきませんが。

ところでこの床屋さんはシャンプーをしているとき必ず「えと、かいーとこありますか」って聞いてくれて、私は必ず「大丈夫でーす」と答えるのですが、この質問はどこのお店でもしてくれるんでしょうか？？

私は毎回特にかゆいところはないし、あってもだいたいまんべんなくわしゃわしゃしてくれるのでわざわざ言うほどかゆさが継続することはほとんどないのですが、みなさんは言いますか……？？

なんならシャンプーの気持ちよさに集中したいから無言でスルーしたいくらいなんですけどさすがにそれはアレなので毎回大丈夫でーすとだけ言っています。

だからほんとは「これから特にない時は無言でいいですか？」とか言いたいんですけど、感じ悪いかなーと思い行動には移せていません。

みなさんは家で自分でシャンプーするとき目は開けていますか？？私は開けてます。でも目に入らないように警戒しながら目を閉じずにシャンプーしてると、実は眉毛とか眉間とか耳とか頭の後ろらへんにも結構力入ってるんですよね。だから目を瞑ってシャンプーすればもうちょっと力を抜いてリラックスできると思うんですよ、知らんけど。なんとなく目を開けてたけど別段閉じても大丈夫な人は一度目を瞑ってシャンプーしてみてください。そして感想を教えて下さい。

あと眼鏡をかけていくと、切り終わって鏡で後ろ側を確認する時も必ず「眼鏡かけますか」って聞かれるんですけど、眼鏡はたいていファッションとしてかけているだけなのでこれも毎回「大丈夫でーす」と答えてぱっと確認しておしまいです。まぁ今日はかけていないので聞かれなかったんですけど。（それはそう）

そんなわけで一日のスタートに髪が短くなりました。やったぜ。

しばらくゆっくり歩いて公園に到着しました。

いい天気で、風が吹くと葉っぱがかさかさ落ちる、最高の日和です。

少しだけ山っぽい自然のある公園なので若干山道みたいな道があり、葉っぱを踏む音とか聞きながら行くわけです。よきよき。

未就学くらいの子を連れた人が数組います。

その中におばあちゃんと男の子の二人組がいて、案内板を見ながら何やら話しています。

孫「風車小屋！」

嫗「風車小屋…あぁ水車小屋があるんだね」

孫「びのとこ行ける！？」

嫗「びのとこ？」

孫「びだよ！（指をさす）」

嫗「遊び場ね！笑」

す「（■び■を「び」と認識しているのか…子ども面白すぎる…かわええ……）」

そんな会話を聞きながら日の当たるベンチに座っていますが、コンクリ？のベンチは日が当たっていても冷たいんですよね～…。

太陽からもらった熱がすぐさまベンチに逃げていく～……とは思わないんですよ、こういう日は。

いいですか？ベンチはひんやりしていて、太陽はあったかい！ベンチからも太陽からも気持ちよさが得られる！はい幸せ。こういう日なんです今日は。わかります？？（？）

秋以降の直射日光って最高ですよね。

たまに家の掃き出し窓から外に出て数分だけ日の光を浴びることがありますが、やっぱり公園のてっぺんまでくると気持ちよさが段違いです。

川べりもいいですよね。最近川原行ってないな。もう寒いかな……。

川原は石がいっぱいあるし、川からの反射もあって、視界がめいっぱい明るくなる感じがいいのです。

いい天気の川原でおにぎり食べたいなー。寒くなりすぎないうちにまたお散歩に出ようかしら。

帰り道に小さめの喫茶店があり、今日はそういう日なので寄ろうと思ったんですがコロナの影響か、壁の案内の時間内だったにもかかわらず開いてませんでした……。まぁそういうときもあります。全然大丈夫です。いや強がりとかじゃないです。泣いてないです。ちょ、やめてもらえます？やめてください。

その代わりに帰り道にコンビニに寄って炭酸のジュース3本とさけるチーズとカルパスとゼリーとアイスを買いました。今日はそういう日なので。

床屋さんと公園の間にカレー屋さんにいってめっちゃナンが大きい上にカレーの味が濃くてうってなってたんですがゆっくり歩いてるうちに忘れてたし帰りに好きな味の好きなものをたくさん買って帰ったので今日はいい日でした。やったぜ。

当日帰ってきたときはそんなに実感なかったけれど、こうやって振り返るとなぜかいい日だった感が強化されるな？？新発見だ。やったぜ！

そんな感じです。

たまには気分を上げるための日があってもいいですね。

「眼鏡」「強がり」「熱」

三題噺ったー！で出てきた単語を入れてみた。

フィクションではありません。