ニコカラ作成備忘録
ニコカラ作りが楽しいので主に自分用に順番をまとめてみました。
みんなにも気軽に作ってみてほしいのでよかったら挑戦してみてください。
やること
- 素材を集める
- 音声を調整する
- 歌詞を調整する
- 歌詞にタイムタグ情報をつける
- 歌詞を動画に合成する
- 音声を差し替える
- 投稿する
必要な素材
- オフボ音源
- 動画ファイル
- 動画の音声ファイル
- 歌詞のテキスト
- サムネイル画像
使うソフト
- DAWソフト(やったことないけど多分Audacityで大丈夫)
- メモ帳
- RythmicaLyrics
- ニコカラメーカー2
- aviutl
(詳しい導入の仕方、使い方は各自ググってください)
です。
動画づくりのことはさっぱりなのでaviutlのことはさらっと、ニコカラ特有っぽいことだけ詳しく行きます。
では始めていきましょう。
==
1.
まず第一に、ニコカラを作りたい動画のオフボ音源が公開されているかを確認しましょう。なかったらニコカラの作成は不可能です。諦めてください。
公開されていたら、ライセンスを確認してダウンロードします。ピアプロはライセンスがフォーマット状になっているので確認しやすいです。
合わせて歌詞も公開してくれていることが多いので一緒にコピペ(またはダウンロード)しておきます。
元の動画から動画ファイルと音声ファイルをそれぞれダウンロードします。y2mate.comというサイトが便利です。
動画の音声ファイルも意外と大事なので忘れないようにしましょう。
サムネの元絵のリンクをオフボと一緒に添えてくれている人もいますが、ないことが多いので画像検索か何かでがんばります。
==
2.
DAWソフトにオフボ音源と動画の音声ファイルを放り込んでタイミングを揃えて並べます。
ぴったりだったらそのままDAWを閉じてもOKです。
大抵は前後の余白に違いがあるので、動画の音声ファイルに合わせてオフボ音源の前余白を調整して書き出します。後ろの余白はどうでもいいです。
これをしておくことによって字幕動画とオフボ音源を合成する際に楽になります。
曲によっては最後にまわすこともできる工程ですが、私は容量が悪いので素材を揃えたらまず最初にこれをしないと後から尺のことで混乱してしまうので最初にやります。
音源の尺調整はあとでいっかな~とか言ってたらダメだった~どこからやり直し~??とかなるのが目に見えてるので。
歌詞の編集をする段では音声ファイルを元にタイミングを打ち込んで元動画に合成するので、音声ファイルの余白の調整は超重要です。間違えると0からタイミング打ち直しになるので……。
==
2.5
前奏がなくていきなり歌い出しになる曲はカウントがあったほうが嬉しいという意見を聞いたので最近は入れるようにしました。
この場合はちょっとやることが増えて、ぴったりのテンポを見つけて拍の頭を揃えてカウントを入れて、その部分まで含めて書き出してやる必要があります。
なお、この時取る余白は、カウント分で取るのではなく秒数換算で取ることをおすすめします。後で動画ファイルもこの分伸ばすことになるのですがその時に伸ばす長さが秒数で指定できたほうが便利だからです。
この画面では上から音声ファイル、オフボ音源、カウントです。
オフボ音源と比べて動画の方がちょっと前が短めに切られていましたね。
動画の音声の始まりがDAW内の時計で「5.400秒」からだったので、今回はそこからカウント込で2秒の余白を取って、「3.400秒」から書き出しました。(青い帯の幅が2秒ちょうどになっています)
尺を調整したものをそれぞれ書き出します。
- 全く尺が同じで何も書き出す必要がない
- 動画に合わせて短く(長く)したオフボ
- 尺調整したオフボ&オンボ
のパターンがあります
今回は3.400秒をスタートにしたオフボ、オンボを書き出しました。
==
3.
音声ファイルの準備が整ったら歌詞にかかります。
メモ帳で歌詞を開いて体裁を整えます。
ひとつ息を吐き出して 僕は生まれてきました
小さな目で見た世界は とても、眩しくて
ふたつの腕に抱かれて 僕は愛を知りました
大きなその手のひらに 包まれて、こうして、笑ってました
これを適当に字幕っぽくします
ひとつ息を吐き出して
僕は生まれてきました小さな目で見た世界は
とても、眩しくてふたつの腕に抱かれて
僕は愛を知りました大きなその手のひらに
包まれて、こうして、笑ってました
基本2行ずつでまとめておきます。空の行でまとめておくと後でニコカラメーカー2で読み込んだ時に自動でセットにしてレイアウトしてくれます。ちなみに最大4行までセットで表示できるそうです。
間奏が挟まったりするところは空の行を2行入れておきます。
スペースを入れたり「(間奏)」って入れたり「la~」とか入れたりするのも全部このタイミングです。忘れたらオワ。
自動で読み込んでくれた文字や体裁を後から手動で直そうとすると死ぬほどめんどくさいので、今レイアウトを全部決める気持ちでいきましょう。
.txtで保存します。
==
4.
テキストファイルに歌われるタイミングの情報(タイムタグ)を付与するお時間です。
RythmicaLyricsというソフトを使います。
音楽に合わせてスペースキーを連打するだけで歌詞にタイムタグを書き込んでくれるソフトです。便利すぎる。
ボタン一つで。『 [1|00:02:94]ひ 』とかいう謎い書式を。自動で次々送って書き込んでくれるソフトです。便利すぎる。
テキストファイルと動画の音声ファイルを読み込みます。
テキストがこんな感じで表示されます。
文字の下にあるようなマーカーが自動でつきます。スペースキーを押すごとに、このマーカーが付いているところに順番にタイムタグが付きます。
便利ですが自動ですのでよみがなの認識が違っているときもあるし、歌詞のリズムに沿っていない事も多いので、タイムタグを打つ前に、ルビを直したり、「ここでスペースキーを押したい」というタイミングによってマーカーの数や場所を調節したりする作業が必要です。
再生速度をゆっくりにして全部連打するのもアリですし、2連打の代わりにマーカー1個置いてポンと押すだけでもいい感じに進んでくれるので、いろいろ試してみるといいと思います。
この歌詞の節を知らないと何もわからないと思うけれど、一応一例を……
紫のマークはタイムタグが付いている印です。
この紫のマークは曲を再生している時だけ編集できて、スペースキーで付いてDeleteで消えます。
逆に白のマークは曲を停止している時にスペースキーで付いてDeleteで消えます。
慣れるまでちょっと分かりづらい。
四角いマーカーは歌の伸ばし終わりを決めるやつです。伸ばしてる間長押しして、離した瞬間でタイムタグが付きます。
地道にタシタシしまくって、できたら「出力」→「ルビ拡張規格でタイムタグ出力」をします。.lrcファイルが出力されます。
※ややこしいんですが、編集の進捗を保存したいときは「編集中データの保存」です。.rlfファイルです。後から手直ししたい!と思って.lrcファイルを読み込んでも進捗0の状態で読み込まれて最初からやり直しになるので要注意です。.rlfを保存しておかないといけないんだと理解するまで何回も痛い目を見ました。
==
5.
長いな……?やっと字幕が動きます。
ニコカラメーカー2を使います。
.lrcファイルと動画のファイルを読み込みます。
(※カウントを入れている場合はその分aviutlなどで画像などを挿入して書き出した動画ファイルを読み込みます
今回は余白を2秒取ったので動画の最初のフレームを画像にして2秒間表示しときました。
)
(また、元の動画が古くてサイズが小さい場合、字幕をつけてから最後に拡大すると字幕がガビガビになるので、字幕をつける前に拡大して書き出しておいたほうがよさそうです。
動画のガビガビ具合に対して字幕がパキヌルだから逆に浮いちゃうのかも。お好みでって感じかしら(4/23日追記))
ニコカラメーカー2は優秀で、読み込んだらもうほとんどそのまま使えます。
ニコカラメーカー初代はレイアウト設定に難があって、平気で字幕の位置とかタイミングとかが被りまくってたんですが、2は読み込んだ直後から割と完璧に近いです。歌いだしや間奏の後などの大きな間があくところだけ手動で設定して早めに表示されるようにしてあげると見やすいかな?くらいしかやることがありません。(今回は忘れてました本当にごめんなさい)。
問題は色で、ま~ぁダッサいんですわ初期設定の色が。
とはいえすーぎのは色については初心者なので、背景の色やら歌詞や曲のイメージやらによって毎回わけわかんなくなって毎回めっちゃ時間かけて試行錯誤してます。試行錯誤してこれかぁとか言わないでください生暖かい目で見てください。
誰かセオリーとかコツとかこういうの見たことあるよ見やすいよとかあったら是非に教えてほしいです。
文字の大きさや細かい場所を調整して、変なところがないか最終確認をしたら書き出します。無圧縮aviとかいう数十~百GBとかある頭のおかしいファイルです。(6.)書き出したらすぐにaviutlに放り込んで音声をオフボに差し替えてmp4に変換したら速攻で削除します。
==
完成ですおつかれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(7.)サムネイル画像をつけて投稿しましょう。
最後の方わりと適当になっちゃったな…
意外とかんたんだよ!
みんなも自分の好きな曲のニコカラを量産して歌枠してくれよな!!