すーぎののリフィル

ちょっと長めに考えて置いておくところ。

あるいは「上を向いて歩こう」

女性ってなんでいい匂いがするんですかね。書き出しがヤバい。

業界業種的に職場に女性が多いんですが、みなさんハンドクリームやら柔軟剤やらヘアミストやら、いろいろなものを使ってらして、さまざまないい匂いがします。

男性スタッフからする匂いといえば、エコーの匂いと、赤マルの匂いと、昼に必ずグレープフルーツを食べる人のグレープフルーツの匂いくらいです。

 

女性スタッフには「この匂いがしたら〇〇さんだ」というのがあるのですが、男性はといえばタバコかグレープフルーツかですよ。

私はというと特徴的な匂いのするものは特に使っていないので、なんの匂いの人として認識されているのか気が気じゃないです。

シャンプーの香りは気に入っているのでシャンプーで認識されていたらそれなりに嬉しいですが短髪なので見込みは薄いですね。

せめてファブリーズの匂いの人になりたいな。ファブリーズ買ってくるか…いい匂いのするやつ…

 

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人の家の匂いってありますよね。

小学生のころ、仲がよかった慶一くん(仮名)の家に入り浸っていて、

通学路の途中にある彼の家に、登校途中にお邪魔しては、ボンバーマンヨッシーアイランドをして、よき時間に一緒に学校へ行くという嘘みたいな日々を送っていました。

めっちゃ楽しかったです。

 

つい数日前に街をあるっていてふとそこを思い出す匂いが鼻をついて、思わず笑ってしまいました。

「オレンジの匂い」や「湿布の匂い」みたいな、「何の匂い」というものではないんです。

それなのに「慶一くんちの匂い」を10年以上ごしにかいで、それを認識できたというのですから、それはそれは驚きました。

 

匂いというものはやっぱりとても強く人間の記憶に結びついていますね。

絶対感情や好感度にも結びついてます。ガクガクブルブル。

 

ちなみに私の部屋にはここしばらく白檀の香りのルームフレグランスを置いてみているのですが、いまいち思うほど香ってくれません。 

白檀の香りが結構好きで、普段行かないお香とか置いてあるお店をいくつか見てやっと見つけたのに…少し悔しいです。

 

たぶんピーナッツや、お酒や、ポテトチップスの袋のせいです。意識してつける香りよりも、普段よく食べるものや、布団や、洗濯物など、部屋は意識しない匂いがいっぱいです。

 

一人暮らしの部屋や狭いアパートには、結構特徴的な匂いが共通してあるように思うのですが、それが気のせいでないとすれば、食事や洗濯物、布団、もしかするとトイレ、そういったものの香りがお互い近すぎることが理由なのかもしれません。

 

とするならば、香りをしっかりコントロールしていくには、匂いがこもらないくらいの広さの部屋で、部屋同士が離れていて、その上で、寝室でものを食べないように、脱いだものを洗濯物置き場以外に置かないように、取り込んだ洗濯物はリビングやダイニングに置かないようにとしっかりと生活を分離して、必要なところには掃除や洗濯なんかのケアをして、ゴミが出たら置きっぱなしにせず隔離して、ためずにゴミの日に出して、たまに空気を入れ替えて、

…もしかして、匂いを意識して営む生活というのはかなり水準の高い理想的なものかもしれません…?

 

そういえば石田ゆり子さんも空気の入れ替えを大事にしていて、さらに、これと決めたポプリを長く使い続けていると言っていました。

うーむ、さすが石田ゆり子さん…素敵です…

やっぱり天然日和は私の生活のバイブルになるべき本ですね。

 

さて、実際の私の場合はというと6畳ほどの自室にパソコンと布団があり、お酒やつまみはそこで食べてしまうし、ごみは捨て忘れてしばらく置いてあったりするし、そしてその部屋で寝るし、ついつい脱いだものも置きっぱなし…

アパートどころじゃない狭さだというのに、なんともおそまつですね…

ちょっと意識してみて自分の生活への嫌悪感が膨らんできて相当こたえてます今…

いい匂いだなぁから始まって自分の生活のなぁなぁ加減に話が進んでいくとは思いませんでした…。

 

これからは「生活が混ざれば匂いが混ざる!」を合言葉にしばらく生活してみようと思います。

部屋をいい匂いにしたいから。とてもしたいから。ヘリオトロープとか育てたいから。

今までとちょっと違う動機だから、きっとちょっと違った目線で自室、ひいては自分の生活を見れるはずです。

やっていきましょう。

 

 

…もうブログタイトル「すーぎのの生活向上委員会」とかにしたほうがいいんじゃないかな。