ちょっきん
ここ一週間で、数日を挟んで立て続けに映画を2つ映画館で見てきました。すーぎの的にはとても珍しいことです。なにしろ前回映画館に行ったのはメアリと魔女の花(2017年7月公開)、その前はガルパン劇場版(2015年11月公開(!))とかバケモノの子(2015年7月公開)です。
そしてもう一つ珍しいのが、このたび見に行った2つのうち1つが実写映画ということです。記憶にある限りこの前映画館で見た実写映画はアリス・イン・ワンダーランド(2010年)です。いやしかもこれほぼCGじゃねえか。
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その実写映画というのは、コーヒーが冷めないうちに です。
石田ゆり子さんを見に行きました。本当に石田ゆり子さんが出ているというだけで見に行きました。
最近ブログという形でおおっぴらに石田ゆり子すきすき言い出してから自分の中で強化がすごくていやまぁその話はいいや。
主人公は有村架純演じる数ちゃん。代々「過去に戻れるコーヒー」を淹れる時野家の一人娘です。過去に戻れるという噂をきいてやってくる人々に淡々とときに優しく接しながら毎日を過ごしています。
その喫茶店で、過去に戻れるコーヒーを飲むための指定席に鎮座する存在が、石田ゆり子さん演じる、謎の女。途中まで(ていうか最後の方まで)一言も喋らず、笑わず、誰とも目を合わせず、ひたすら真顔で本を読みコーヒーを飲みトイレに行きます。シュールすぎる。
しかしその謎の女が席を立たないと過去には戻れず、謎の女が戻るまでにその席を開けておかないといけないため、喋らないままに序盤から存在感を示します。
ネタバレを避けるためにふんわりと感想を申し上げますと、
「ものの捉え方は人それぞれ」そして「ものの捉え方はタイミング次第」そして「過去を見るより今を生きるほうがよい、そしてできれば未来を見ながら今を生きるほうがよい」、
そういうことを全編通して訴えかけるような作品でした。
過去を見ることで、同じ人・同じ場面でも感じ方が違ったり、一つのことを知る/知らないで見え方が変わったり、今や未来を強く意識するようになったり、そういう具体例をいくつもぎゅっと詰め込んだような作品でした。
有村架純、めっちゃテレビ出てるなって程度で全然知らなかったんですけど、ちょっと好きになりました。
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さて、もう一つはご存知夏目友人帳です。
こっちに関しては、なんていうか、
背景きれい!!!!
美形!!!!!!
ちっこいニャンコ先生!!!!!!
多軌!!!!!!
多軌かわいい!!!!!!!!!!
警戒する多軌!!!!!!!
親戚になって!!!!!!!
切り絵きれい!!!!!!!
美形!!!!!!
多軌!!!!!!!!!
切ない!!!!!!!!!!!!
みたいな感じでした。個人の印象です。
夏目の暗めの過去に関する人物が出てきたり、レイコさんは相変わらず今と昔の間で(夏目とあやかし・レイコさんを知る人の間で)それらを繋げる存在としてふわふわとした魅力的なひとで、西村が多軌を華麗に話に巻き込んだり、逆に多軌に関する出来事を夏目の方に持ち込んだり、ニャンコ先生の食い意地や酒癖が物語によくよく絡んでいたり、多軌がニャンコ先生を追いかけて夏目と全く関係ないところであやかしの問題に巻き込まれたり、犬の会や名取もでてきて、みんないい意味で普段通りによく動いていて、なんだか、大がかりなOVAを見ているように感じてしまいました。
たぶんとても失礼なことを言ってるんだと思うけれど…そんな感じでした。個人の印象です。
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たまにはこういうのをしっかり摂取して、心を動かしていきたいですね。好きなものがあまり固まってない上になかなか出不精だから、あんまり機会がないんだけれども。
でもだからこそ、石田ゆり子さんだったり、夏目友人帳だったり、そういうせっかく自覚している好きなものは、なるべく積極的に関わっていきたいですね。
常盤ゆうさんのミニイベントにも行ったし、ここ最近はとても充実していると思います。
星野源とかのライブとかもいつか行ってみたいなぁ。