すーぎののリフィル

ちょっと長めに考えて置いておくところ。

いつかは必ず楽しくなって悲しかったことなんて忘れてるのだ

今回は「病んだ時に何をするか」ということで。

一言でお答えします。

なにもしません。

 

すーぎのは気持ちを切り替えるのがとても苦手です。

一度暗い気持ちになってしまうと、なんだか気分がざわざわして、何を考えるわけでもなく悲しくなってしまいます。これは「暗い考えがぐるぐるしてしまう」というのとは少しだけ違って、何をしても何を考えても楽しくないし悲しいという感じです。「楽しいと感じる」ことを拒否ってるような感じとも言えるかも知れません。

そうはいいつつ自分は良くも悪くも周りの人や空気に引っ張られて気持ちが上下しやすいほうだと思うのですが、気分が病んだときには楽しそうな空気に触れようと思えないのです。

(仮に触れても、それで気分が引っ張り上げられることもあれば疎外感や居心地の悪さのようなものを感じて余計に悲しくなるときもあるので厄介です)

 

自分でおかしいなと思ってしまうのは、こういう時に自分が「暗い気持ちのままでいいや」と思ってるってことなんですよね。「こんなの嫌だ!明るい気持ちになりたい!ならなくちゃ!なれない!」っていうストレスとかはあんまりなくて、今はしばらくこういう気持ちでいようと思ってるフシがあります。

この理由としてほぼ同じ意味の二つの説があって、

一つは「暗い気持ちでいつづけることによって精神的に自傷している」、

もう一つは「悲劇の主人公的な打ちひしがれる感情に浸っている」というものです。

どちらも「暗い感情を後ろ向きに快感につなげている」という意味では別段変わりませんたぶん。詳しくは知りませんが。

要はあれですね。悲しい気持ちの時に傘ささないでずぶ濡れで帰ってくるやつ。あれにすぐなってしまう。あとあれ。冬の寒い日にわざわざベランダに出て動けなくなるまでタバコとか吸ってぼーっとするやつ。ああいう感じですたぶん。どっちもやったことないですけど。

 

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悲しくなったときは、主に音楽を聞きます。

一番こういう気持ちに寄り添ってくれるのは、Haniwaさんの音楽です。

www.nicovideo.jp

底抜けに明るいわけでなく、鬱々としているわけでもなく、静かに激しい、優しい音楽を作る人です。

集中して聞き込むのではなく、帰り道や、自室でお酒を飲みながら、ただただ大音量でぼーっと聞きます。

とにかくこの音が、この時間が、染み込んできて、救いになるのです。何度となくありました。

すーぎのは歌詞よりもリズムや楽器の音とかをふんわり聞く方なので、歌詞は自分に合っていないのかも知れません。そもそもHaniwaさんの曲に関して歌詞を通して見たことがほとんどない。けれど、それでも、鳥肌は立つんですよねぇ。明るい曲調というわけではないしリズムが軽快というわけでもないこの音楽で、なんでか元気が出るのです。元気が出るというか、落ち着いた気持ちで前を向ける気がするのです。元気がない時にあえて明るい曲調や軽快なリズムに触れようと思わないたちのすーぎのにはとてもありがたい存在です。

 

前を向こうと思えたら、ご飯を食べたり、勉強や研究をしたり、お風呂に入ったり、寝たりします。

いつもしていることをいつものようにできることは元気の指標にもなるし、いつもしていることをいつものようにできるということ自体が、小さなことですが、意外と元気が出るものです。

 

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すーぎのは人間関係的にもパーソナリティ的にも、誰かに相談したり愚痴を聞いてもらったり飲んで騒いだりということをしてこなかったので、一人で死ぬ手順しか知らないんですよね。はは。

人に悩みや相談事を話したりする人は、自分の考えや、相手の考え、この人にどこまで話したかとか、どんな声をかけてくれたかとか、この人とあの人で反応にこんな違いがあったとか、自分の中に色んな考えの引き出し(レパートリーではなくしまっておくところという意味)ができるのかなぁとか思いつつ、すーぎのはあたまが悪いので、今上に挙げたもの、どれもいつの間にか頭からこぼれ落ちて、しまっておけないんだろうなぁとも思ってしまって、悲しいなぁ。

 

そう、私は記憶力が悪いので、誰と何を話したとか、このときはこんなことを思ってたとか、この行動はこういうことを思ってのことだったとか、あの時の失敗はこれが理由だったとか、あの時の失敗について自分はこう思ってこういう誓いを立てたとか、そういうことを時間とともに(もしくは直後に)全部忘れてしまうんですよね。

だから別段なにもしないで音楽を聞いて楽しそうなものを見てるうちに気分が上向いてはー寝よってなって次の日を迎えることの繰り返しで気分を保って生きているのですが、自分で言っててこれはまずいよなって思ってます正直。どこから意識し始めればいいんだろうね。

 

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たぶんね、病んでるってことは、自分の気持ちや理想と現実との間に齟齬があって、それをどうしたらいいのか分からないというような状態があると思うんですよね。

だからきっと、病んだ時に一番健康的な行動は、そこを前向きに突き詰めていくことですよね。

自分は今何がストレスなのか、自分の理想と現実をそれぞれよく見つめて、どこが違うのかを見定めて、

どちらをどの程度変えていけばいいのか、そのためには何をすべきなのか、そのためには何が必要なのかを……書いてて自分には無理だ―!って思ってる、今。

 

なんなんだ…未来アレルギーなのか自分は?未来を見据えて現状を見つめて目標を定めてってことが、致命的に苦手(嫌い?)なんだよな……はぁ。悲しくなってきた。

こういうのを一緒に考えてくれる人に出会えたら、そして悩み事を相談できるような関係になれたら、きっともっと前向きになれるのかもしれませんね。はぁ、悲しくなってきた。

 

とりあえず音楽聞こ……。

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落ち着いたらご飯を食べるか、勉強や研究をするか、お風呂に入るか、寝るか、先のことを考えるかしよう。

 

 

 

「病んだ時すーぎの氏はなにしますか?」 お題箱より

 

人生讃歌