すーぎののリフィル

ちょっと長めに考えて置いておくところ。

Sky始めました

飛んでるだけで楽しい。

 

 

数日前からスマホで『Sky 星を紡ぐ子どもたち』というゲームをやっています。

 

play.google.com

iOS版はこちら) 

 

ちょうど1周年イベントをやっているらしいので、1年遅れてのスタート。

とは言えアンドロイド版はiOS版より半年ほどリリースが遅れていましたので、実際のところは半周遅れですええ。

 

一応Skyが一番最初に話題になり始めた頃から気になってはいたのですが、アンドロイド版のリリースを待つ間にすっかり忘れてタイミングを逃していました。そういうとこだぞ!楽しみなものはちゃんと継続的に楽しみにしといてリリース日とかまでアンテナ張っとけ!

 

…なにはともあれ遅ればせながらプレイし始めまして、Sky、非常によい……。

面白いんではなくて、よい。です。

非常によい時間がすごせます。

これは面白くないというわけではもちろんなくて、このゲームに求めるものが面白さではないと思う、というような感じです。

 

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ここで、どんなゲームかだけふんわり説明を試みます。

主人公は子ども。

限られた回数だけふわっと飛び上がることができて、草原やら雲海やらなどを滑空できます。

広いフィールドを散策しながら、その様々なところに隠れている精霊を開放して回る、というようなゲームです。

 

マルチプレイ対応なので他のプレイヤーの操作するキャラクターが同じようにフィールドを飛んだり走ったりしていますが、彼らに対してできることは少なく、さまざまなジェスチャーを通してふんわりと接することができるのと、飛び上がる回数を回復してあげることができるくらいです。

 

基本的には彼らと気軽にチャットするような機能はなく、お互い無言で周りをふわふわしていて、たまにゆるっと行動をともにして、ふらっと離れていくような感じです。

 

この距離感がとても心地よい……。

協力が当たり前というゲームだと、ほとんどのプレイヤーがそうしない、ただ通り過ぎるだけの存在に思えてしまうんですが、このゲームは逆にただいるのが基本の距離感で、たまに近づいて協力する感じになるので、そうなったときのうれしみがすごいんです。

 

先述の飛び上がる回数を回復する行動、ゲーム内では「ロウソクの火を移す」モーションなのですが、二人の子どもが身を寄せ合って火を移すの……尊すぎる……。
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知らない人に火を分けてほしい旨のモーションをしてみて、その人が火を分けてくれて、終わってどこかに行く前に手を振ってくれるなどした日には、もう恋ですよ恋。

 


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↑初日に見知らぬ人が火を分けてくれた上アイテムを消費してまでハグをしてきてくれたときの感動を伝えたい……。

アンインストールするその時までこの人のことは忘れないと思います。

 

(ちなみにこの人とはこれ以来会っていません。)

 

そう、ふわっと触れ合ってフレンドになってハグまでしても、必ずしもその後のつながりは密なものではないのです、このゲーム……一期一会です。

 

 

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恋愛脳はこれくらいにしておいて、景色とかの話しましょうかね。

 


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飛び放題!!!!!!!!!!!

 

好き勝手飛び回ってる途中で偶然穴とか隙間とか見つけてお邪魔しまーすって感じです。きまま。たまに精霊がいたりします。たまになにもないのに同じく迷い込んでギミックがないか探したりしてる他のプレイヤーがいたりします。和む。

 

雲の陰影と、遠くの光の色合いがよい。大きな山肌や建造物がずっとずっと遠くに見えるときの、遠近感の狂ったようなふしぎな感じがよい。雲の上面に浅い角度で突っ込んだときのぐいっとぶわっと押し返される感じがよい。

ナウシカを見ていてコルベットが他の飛行機を「雲に押し付けて乗り移る」ということをしていたときにはそんなことができるのかと不思議に思いましたが、なんだかそれを思い出してふふってなりました。

あと、自分や他のキャラが飛んだ跡に雲が伸びるのもよい。

 

全体的に景色がよい!いくらでも飛び回っていられます。

そうやってね、景色の端ばしに他のキャラの存在がね、ふんわりと認識できるのがね、落ち着くんですわ。

自分は自分で一人で勝手に景色を楽しんでるんだけど、お互いに全く邪魔しない距離のところに常に誰かがいてくれるんですよ。

これって現実世界ではあんまりないことのように思いますよね。自分だけで楽しもうと思っててもどこかで常に人の目とか気にしちゃう気がする。猫カフェとかいくとそう、私は。

感覚的にわりかし近いのは、ディズニーランドとかチームラボとかかな?それぞれがおのおの楽しんで、それもある意味景色の一部で、たまに良さげな楽しみ方をしてる人を見つけたらこっそり真似したりしてみる、みたいな。

たまに一緒にミッキー探したり写真撮りあうみたいな…え、思ったよりディズニーランドじゃない?思ったよりディズニーランドでした。びっくりした。

 

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時間に追われるということがあんまりないというのも結構好きです。

高度とか飛び上がる回数とかはまぁリアルタイムだけど、基本的に「急がなきゃいけない」「誰かと競わなきゃいけない」というようなシチュエーションがほぼないので、とても心が穏やかです。

 

俗世から抜け出したい人におすすめです。

 

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もしこれから初見でやってみようかという人がいたら、できればもう一人初見の人を見つけて、テキストチャットもボイスチャットもなしで、ゲーム内のジェスチャーだけで一緒に歩き回ってみてほしいです。きっと楽しいと思います。

正直自分がめっちゃやりたいけど、自分はもうそれはできないので、できる人にはぜひやってみてほしいです。

 

 

終わりです。

 

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プリングルズにタバスコ数振りして挟んで食べるとめっちゃおいしいです。