思い立ったがやらない

思い立つ日というのがあるんですよ。

なにを言っているのかわからない人もいると思いますが本当にあるんですよ。

なにを言っているのかわからない人はきっと普段から習慣がさぞしっかりと定着していたり、やるべきことがあったら即行動に移したりできてるんでしょうなぁ？？？（）

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ひがみましたごめんなさい。

まずですね、「やるべきことを後回しにしまくっていて、思い立たないと行動に移せない状態」というのが前提にあるんですよね。

部屋の掃除だったり、何かの支払いとか、机の上の片付けとか、なんし書類書いたり。

使い終わったらその瞬間に片付けるとか、一回買い物に出るついでに外でやること全部済ますとか、毎日（決まった曜日）掃除機かけるとか、そういうのが身に染み付いてる人にはきっとないんですよ、毎日を過ごしていくと少しずつ生活の水準が下がっていくという感覚は。

それはすなわち「生活を維持できていない」ということで。それでいいのか成人男性。

少しずつ少しずつ机が散らかって、床が散らかって、やることが溜まっていって。

それが自分のストレスの閾値を超えたあたりで「ぐわー！」って我慢できなくなってガッと片付ける、そういう生活。それでいいのか成人男性。

そもそも何を”我慢”してるんですかって話になってきますよね。我慢するな。すぐ改善しろ。

むしろ逆になんでわざわざ我慢するの？それはですね、毎日の生活を改善したり落っこちた水準を回復したりする面倒くささと比べた結果、ジリ貧生活のストレスよりも面倒くささが勝ち続けているからです。

やらなきゃいけないことを後回しにしたり、するべきことを削って日々だらだら過ごしているとその惰性が染み付いてしまって、ギアを上げて生活を良くしていくことができなくなっていくのです……。

私はこれを惰性の法則と呼んでいます。

そして惰性の法則はストレスの圧力をかけていくと破ることができます。

生活の質が逆のこぎり波みたいな感じになります（ググってください）。

三角波とかサイン波みたいな形にならないのは、思い立ったら思い立ったで上向きの気持ちが維持されいい感じの水準まで一気に戻るからです。

ゆるゆると揺らぐことができないんですよね。だらだらとした生活も、えいやっと動いたその勢いも、なんでも慣性（惰性）がはたらいて、挙動が極端になってしまう。ドッカンターボか？スーパーチャージャー使え。せめてツインターボにしろ。

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この生活のいいところは、①普段楽できる②思い立ちさえすればタスクがぐわっと減るので気持ちがいい。

悪いところは①ある程度思い立たない期間が続くと惰性が強化され脱しにくくなる②基本的に常に水準が下がり続けている罪悪感がある。

いいところとして挙げた特徴には依存性があります。

悪いところとして挙げた特徴には常習性があります。

…ダメじゃん。

いや、それはわかってた。ダメなんですよ。

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これを改善するには、思い立つ頻度を増やしていく方法と、水準を下げない生活をしていく方法があると思うんですよね。ほとんど同じ意味なんですけど。

まず思い立つ頻度を増やす方。これは簡単で、思い立ったときに毎回行動すれば100%解決です。これは間違いない。

…ちょっとずれてますよね、わかってます。

『思い立つ』というのはある日突然「自分の部屋きったな！？！？掃除しよ！！！！！」ってなってるわけではないんです。

悪いところの②に挙げたように生活とともに水準が下がっていることは自覚しているので、「自分の部屋汚いなぁ……そろそろ掃除……いやいいかぁ……」というのを何回も何回も繰り返して、ある日突然「自分の部屋汚いなぁ……そろそろ掃除……しますよわかりましたよはいはいはい！！！！！！！！！」ってなってるんです。

つまりここで「いやいいかぁ…」をなくせば頻度も上がるし下がり幅も小さくなるし全部解決するんですよ。わかったかこら。

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ともーじゃん？

全部解決ではないんですよね残念ながら。

いいですか？そもそも水準を下げない生活ができれば思い立つ必要なんてないんですよ。

つまり水準を下げない生活をすることが真の解決方法というわけです。えーっと…それはどうやるんですか？？

たぶん、使ったものを適当にそのへんに置くとか、ゴミを適当にそのへんに置くとか、書類をそのへんに置くとか、邪魔だなと思ったものを適当にどかすとか、そういうのをやめればいいんだと思う。なんて難しいことでしょう、多分こっちは私には無理だな。あきらめまーす。

…でも実は思い立つ頻度を無限に上げればそれはすなわち水準を下げないことと同じことなんですよね。

y=3みたいな雰囲気目指していけ。

なんならy=登頂ヘヴン目指していけ。（は？）