占い×〇〇=クラインの壺
皆さんは占いを信じますか。
私は信じてません。
今回は「占いを信じる信じないはその人次第」っていうけどそれってほんとその通りだよねという話をします。
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朝の情報番組や雑誌などでよく見る星座占いあるじゃないですか。
あれで一喜一憂するのがよくわからなかったんですよね。
人類の1/12に共通する恋愛運や仕事運って何…?
6億2500万人に影響を及ぼすラッキーアイテムが毎日1つ存在してしかもそれが毎日変わっていくって何…?
朝の占いで最下位だったらその日は68億7500万位以下が運命づけられているとでも言うのか…??
とまぁさすがにこんな具体的に認識していたわけではないですが、気持ちとしてはこういうものを持って見てたんですよ。
その発表・その効果には、なんの根拠があるんやと。
でも占いを見ている人はこういう現実を見たいから占いを見てるわけじゃないんですよね。
その人が見ているのは「今日をいい日にするヒント」であって、つまり占いを見ることで『今日をどんな日にしようか』、『世界にあふれているモノの中から何に目を向けようか』、『自分が今抱えている問題を進めるための後押しはないものか』、そういうきっかけを得ようとしているんですよね。
例えばね、それを自分で「今日もし赤いセルフレームを見かけられたら"今日はいい日"ということにしよう!」とか「今日はなんとなくオレンジ色のシャドウを乗せよう!うんサイコー!」とか、「今日は掃除する日!掃除する日ね!はいすっきり!」とか、いきなり脈絡なく決めて毎日進めていける人は、きっと自分の人生を自分でメイクアップしてスタイルを強化して生きていける人なんだと思います。
前職の派遣さんはたぶんそういう人でした。(この人→https://ssigonigonigon.hatenablog.jp/entry/2019/11/30/203011)
でも多くの人はそれができるほど強くないし、そんなに自分に自信が持てるわけでもないでしょう。
だからこそ、自分で左右することができず、「自分と世界が関係を築いた記念日」といういかにも特別なイベントであるところの「誕生日」をベースにして占いの内容を見るのでしょう。
だって多分ですけど、占いを見る人は自分の星座を無視して「今日はかに座の仕事運5としし座の金運4をもらおう。恋愛は…今はいいかな、魚座の1。ラッキーアイテムはいつも使ってるしてんびん座のピンクのシャーペンにしよっと」とか絶対しないと思うんですよね、多分ですけど。え、する人います?
そんなことできるくらいならわざわざ占い見ないですよね。絶対もう上に挙げたような強い人をやってると思うんですよ。
自分の生活のマンネリやバイアス(スタイルの偏った強化)を避けようと思って天命(笑)を参考にしようというわけですから、そういうのは禁忌でしょうと。
あ、でも「上位だった日だけ参考にする」「実践していい効果が得られたときだけ信仰を強化する」って人は結構いますね。
「自分の決定の拠り所」として占いを利用する人はともかく、「人生を楽しくするためのヒント」として使っている人なら、そういう付き合い方になるのは目的から言えば当然と言えますね。
それも一つのバイアス(偏った強化)であることは間違いないですが、それを突き詰めだすと闇なのでやめときます。
どんな付き合い方にしろ、自分だけの考えに閉じこもらずに、世界に目を向けるきっかけを毎日取り入れようという人が占いを見、
そういうのが自分でできる人は自分で強く生きているわけです。
(蛇足ですがすーぎのは占いを見ずに、自分で強く生きるわけでもなく日々をぐだぐだ過ごしています。上を向いて歩け。ついこの前そんな記事書いたばっかだろお前)
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話変わって占い師の人にやってもらう占いについて。
こっちは恐らくテクニックとか占い師の人柄や人間性やなんかの要素がいろいろあって、占い師側も占ってもらう側もやったことがないすーぎのにはちょっと語れない可能性がありますね。
なにしろテレビの占いなんか「星座!ガッカリす!ラッキーアイテム!」とかやってればよかったのに、こっちは人間と人間が一対一で座って観察しあって探り合いながら人生を相談して最終的に初対面の『占い師を生業にしている人種』であるところの占い師から授かった「次の9月にいい出会いがあります」などの言葉を人生の指標に設定して9月までを生きていくみたいなことになるんですよ。やばいでしょ。どんなやり取りがあったらそんなところまで行けるんだよ。怖すぎるわ。
自分が占い師の前に座るときがあるとしたら、「人生をよくするヒント」をもらうというより、「人生の指標」だったり「生きていく上で見据えていこうと思えるもの」を見失いかけていて、それを誰かに見つけてほしくて、でも周りの人には言いづらい、頼りづらい、友人たちから無責任な言葉を聞きたくないなどいろんな葛藤を経て、こういうときは…占い師だ…!となったときくらいかなと思ったので、自分は占い師というものが苦手かもしれない。
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閑話休題(正しい用法)、
占いを参考にするというのは、その人その人の思惑があって、その人その人のスタイルがあって、その人その人の付き合い方があるわけですが、共通しているのは「人世をよりよくしたい」という気持ちだと思うんですよね。
自分以外の要素を人生に取り入れて、空気を入れ替えて、ちょっとだけ上を向いて毎日を生きていく。そういう気持ちで過ごしている人なんだと思います。
斜に構えたり、自分の今の生活になんだかんだで満足していたり、そういう人には占いは必要ないのかもしれません。
私も見習いたいものです。
もちろんこちらは占いの文脈ではないけれど、占いと石田ゆり子さんの生き方、どこか通じるものがあるんでしょうか。
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以下与太話。
現実をすべて受け止めた上でさらに高みを見据える男こと緑間真太郎の話と、
そんな緑間くんが高尾を切り捨てたりせず高尾と過ごす時間を自分の人生をよりよくする要素として受け入れて関係を深めている尊さの話もしたかったけど絡ませられるところが見つからなかったのでまたいずれ。
ちなみにタイトルの〇〇の中身は「おもてなし」です。
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無駄知識のコーナー。
深呼吸をするとき、自分の肋骨が広がるのを意識するだけで普段より多く息が吸えます。
初めてやるとびっくりします。
(ちなみに肋骨を広げる前に肋骨より下のお腹の部分に空気を溜めるイメージで吸うとさらに空気が入ります。
(ちなみに上記2段階で限界まで息を吸いこんだ後さらに肩を少し上げて後ろに回すイメージで胸を張るともう少しだけ限界以上に吸えます。
(人間の肺、思ったより空気が入ります。面白いです。
(「あ、自分、いま息が浅いかも」と気づいたら試してみてください。
(なお、ふだん姿勢が悪い人ほど有効です。)))))